自己肯定感が高い子を育てる親は何が違うのか?〜才能を伸ばす家庭に共通する習慣〜

こんにちは。

個性を強みに変えるプロ、個性心理學研究所認定講師の小嶋です。
 

今日は、多くの親御さんが一度は悩む

「自己肯定感」についてお話ししたいと思います。

 

「もっと自信を持ってほしい。」

「失敗を怖がらない子になってほしい。」

「自分のことを好きと言える子に育ってほしい。」

そんな願いを持つのは、ごく自然なことです。

 

近年では「自己肯定感」という言葉を耳にする機会も増え、本やテレビ、SNSでも盛んに取り上げられています。

しかし、その一方で、

「たくさん褒めているのに、自信がなさそう…」

「『すごいね!』と言っているのに、なかなか前向きになれない…」

そんな声もよく聞きます。

実は、自己肯定感は褒める回数だけでは育ちません。

 

もっと大切なのは、

「その子が、自分らしく認められていると感じられるかどうか。」なのです。

 


自己肯定感とは「何でもできる」と思うことではない

自己肯定感という言葉を聞くと、

「自信満々な子」「積極的な子」をイメージする方もいるかもしれません。

しかし、本当の自己肯定感とは少し違います。

 

失敗しても、

「大丈夫。また挑戦してみよう。」と思えること。

うまくいかない日があっても、

「それでも自分には価値がある。」と感じられること。

つまり、

結果ではなく、自分自身を受け入れられる力なのです。

 

だからこそ、

運動が得意な子だけが自己肯定感が高いわけでも、

勉強ができる子だけが自信を持てるわけでもありません。

「自分には自分の良さがある。」

そう思える経験を積み重ねることが、何より大切なのです。

 


親は良かれと思って言っている

もちろん、親御さんは子どもを傷つけようと思って声を掛けているわけではありません。

「もっと頑張ってほしい。」「できる子になってほしい。」「将来困らないように。」

そんな愛情から、

つい、

「もっとできるでしょ。」「なんでできないの?」「お兄ちゃんはできたのに。」

という言葉が出てしまうことがあります。

 

ですが、子どもは親が思っている以上に、

親から見られている自分を気にしています。

認められたと感じる言葉は心に残ります。

逆に、否定されたと感じる言葉も、深く残ってしまうのです。

 


だからこそ「その子に合った関わり方」が必要になる

ここで大切なのが、個性心理學の考え方です。

同じ言葉を掛けても、

励まされる子もいれば、

プレッシャーになる子もいます。

同じように褒めても、

嬉しい子もいれば、

「そんなことないよ。」

と素直に受け取れない子もいます。

これは育て方の違いではなく、

生まれ持った個性の違いが大きく関係しているからです。

つまり、

自己肯定感を育てる方法は一つではありません。

その子のタイプに合わせた関わり方があるのです。

 

 

 


まずは12分類を思い出してみましょう

個性心理學では、人の個性を大きく12の動物キャラクターに分類して考えます。

以前の記事でもご紹介しましたが、

大きく分けると、

  • MOON(ひらがなグループ)
  • EARTH(漢字グループ)
  • SUN(カタカナグループ)

という3つのグループに分かれています。

 

同じ「自己肯定感を育てたい」という目的でも、

安心する言葉、やる気になる関わり方自信につながる経験は、それぞれ異なります。

ここを理解すると、

「どうしてこの子には、この言葉が響かなかったんだろう。」という疑問が、

「この子には、この伝え方が合っていたんだ。」という納得に変わっていきます。

 

それではここからは、タイプ別に自己肯定感を育てる関わり方を見ていきましょう。

 


MOON(ひらがなグループ)

🦌 こじか

こじかの子は、とても繊細で安心感を大切にします。

人前で褒められるよりも、親から静かに「よく頑張ったね」と伝えられる方が心に響くタイプです。

反対に、「もっとできるよね」「次は頑張ろう」という励ましであっても、「まだ認めてもらえていない」と感じ、自信を失ってしまうことがあります。

小さな成長でも、「昨日よりできたね」「最後までやり切れたね」と過程を認め続けることが、自己肯定感を育てる近道です。

 


🐈‍⬛ 黒ひょう

黒ひょうの子は、「自分らしさ」を大切にします。

周囲と比べられることを嫌い、「○○ちゃんの方が上手だね」と言われると、自信よりも反発心が強くなります。

このタイプには、「あなたらしい工夫だったね」「その考え方、面白いね」と個性そのものを認める声掛けが効果的です。

結果だけではなく、「あなたらしい」というメッセージを積み重ねることで、自分にしかない価値を感じられるようになります。

 


🦝 たぬき

たぬきの子は、努力をコツコツ積み重ねることが得意です。

派手に褒められるよりも、「いつも続けていて偉いね」「見えないところで頑張っていたね」と積み重ねを認めてもらえることで、自信が育っていきます。

反対に、成果だけを評価されると、「結果が出なければ意味がない」と思い込みやすくなることもあります。

日々の姿勢や継続を見つけて言葉にしてあげることで、「自分はこのままで大丈夫」という安心感につながります。

 


🐑 ひつじ

ひつじの子は、人とのつながりの中で安心を感じます。

「みんなに迷惑を掛けていないかな」「仲間に認められているかな」と周囲との関係を気にすることが多いタイプです。

だからこそ、「あなたがいて助かったよ」「みんなが喜んでいたね」と存在そのものを認めてもらえると、大きな自信になります。

結果だけで評価するのではなく、「あなたがいることで周りが笑顔になっているよ」というメッセージを届けることが、ひつじの自己肯定感を大きく育てていくでしょう。

 

EARTH(漢字グループ)

🐺 狼

狼の子は、自分の世界観や考えをとても大切にするタイプです。

親が「こうしなさい」と細かく指示を出し過ぎると、「自分を信じてもらえていない」と感じ、自信を失ってしまうことがあります。

このタイプの自己肯定感を育てるには、「どう思う?」「あなたならどうする?」と、自分で考える機会を与えることが大切です。

また、少し変わった発想や独特なアイデアも、「面白い考え方だね」「あなたらしいね」と認めてもらえることで、自分の個性を肯定できるようになります。

狼の子に必要なのは、答えを与えられることではなく、「自分で考えても大丈夫」と信じてもらえる経験なのです。

 


🐵 猿

猿の子は、楽しいことや人とのコミュニケーションが大好きです。

失敗しても切り替えは早い反面、「怒られた」という印象が強く残ると、一気にやる気を失うこともあります。

このタイプには、「よく挑戦したね」「楽しそうに取り組んでいたね」と、チャレンジそのものを認める声掛けが効果的です。

また、一緒に笑いながら成功体験を積み重ねることで、「やればできる」という感覚が自然と身についていきます。

猿の子の自己肯定感は、楽しさの中で育つもの。親も一緒に喜び、笑い合う時間が最高の栄養になります。

 


🐯 虎

虎の子は、責任感が強く、人から信頼されることに喜びを感じます。

そのため、「まだできないの?」「もっと早くして」と急かされ続けると、自分を責める気持ちが強くなってしまいます。

虎の子には、「最後までやり切ったね」「任せて良かったよ」と、責任を果たした姿を認める言葉がよく響きます。

さらに、小さな役割でも「あなたにお願いしたい」と任せる経験を積むことで、自分は必要とされている存在だという実感が生まれます。

信頼される経験の積み重ねこそが、虎の子の自己肯定感を大きく育てるのです。

 


🐨 子守熊(コアラ)

子守熊の子は、自分のペースを大切にしながらも、「できる自分」でありたいという気持ちを持っています。

そのため、結果だけを褒められるより、「工夫していたね」「そこまで考えていたんだね」と過程やアイデアを認めてもらえる方が、大きな自信につながります。

また、周りと比較されるよりも、「前より成長したね」と過去の自分との変化を伝えてもらうことで、自分自身の成長を実感できます。

子守熊の子は、一気に伸びるというより、納得しながら着実に力を付けていくタイプです。

親がその歩幅を信じてあげることが、自己肯定感と才能の両方を伸ばしていく鍵になります。

 


SUN(カタカナグループ)

🐆 チータ

チータの子は、行動力があり、新しいことへ挑戦するのが大好きです。

しかし、失敗を厳しく責められると、「挑戦するくらいならやめよう」と行動力そのものを失ってしまうことがあります。

このタイプには、「まずやってみたことがすごいね」「挑戦した勇気があるね」と、結果よりも挑戦した事実を認めることが大切です。

挑戦を肯定される経験が増えるほど、「またやってみよう」という前向きな自己肯定感が育っていきます。

 


🦁 ライオン

ライオンの子は、プライドが高く、「できる自分」でいたいという思いが人一倍強いタイプです。

そのため、人前で叱られたり、兄弟や友達と比較されたりすると、表面上は平気そうに見えても、心の中では深く傷ついていることがあります。

ライオンの子に必要なのは、ただ褒めることではありません。

「あなたならきっとできると信じていたよ。」

「ここまで責任を持って頑張った姿が立派だったね。」

そんなように、能力だけではなく努力や責任感、人としての成長を認めてもらえることで、「期待に応えられた」という大きな自信につながります。

また、家庭の中でも小さなリーダー役やお手伝いを任せ、「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝える機会を増やすこともおすすめです。

ライオンの子は、「頼られている」「信頼されている」と感じる経験を重ねるほど、自信が安定し、本来持っているリーダーシップを発揮できるようになります。

 


🐘 ゾウ

ゾウの子は、真面目で努力家。

一度決めたことを最後までやり抜こうとする力を持っています。

しかし、その反面、自分にも厳しいため、「まだまだだね」「もっと頑張れるでしょ」と言われ続けると、「もっと努力しなければ認めてもらえない」と思い込んでしまうことがあります。

ゾウの子には、「ここまで続けたことが本当にすごいね」「毎日コツコツ頑張っていた姿をちゃんと見ていたよ」と、継続してきた努力そのものを認める言葉が大きな励みになります。

さらに、結果だけではなく、「最後まで責任を持って取り組めたこと」に価値があることを伝えてあげることで、「頑張る自分」に安心感を持てるようになります。

ゾウの子の自己肯定感は、派手な成功体験ではなく、「積み重ねてきた努力を認めてもらえた」という実感から少しずつ育っていくのです。

 


🪽 ペガサス

ペガサスの子は、自由な発想と豊かな感性を持っています。

大人には思い付かないようなアイデアを生み出したり、独自の世界観を楽しんだりすることが得意です。

しかし、「変わっているね」「そんなことして意味あるの?」と否定され続けると、自分らしさを隠すようになってしまいます。

ペガサスの子には、「その発想、おもしろいね」「そんな考え方ができるのは素敵だね」と、自由な感性をそのまま認める言葉が必要です。

決められた正解よりも、「あなたらしさ」を受け入れてもらえる経験が、自分自身を好きになる土台になります。

自由に羽ばたける安心感があるからこそ、ペガサスの子は大きく才能を開花させていくのです。

 

 


自己肯定感は「褒め方」よりも「認め方」で育つ

ここまで12タイプを見ていただくと、お気付きになった方もいらっしゃるかもしれません。

どのタイプにも共通しているのは、

「たくさん褒めること」が大切なのではなく、その子が『自分は認められている』と感じられる関わり方をすること。

という点です。

 

同じ「すごいね」という言葉でも、心から嬉しいと感じる子もいれば、どこかしっくりこない子もいます。

それは、自己肯定感の育ち方が一人ひとり違うからです。

 

だからこそ、「うちの子には、どんな言葉が一番届くのだろう」

と考える時間そのものが、親子関係をより深くしていきます。

 

子どもの個性を知ることは、子どもを特別扱いすることではありません。

その子らしく成長できる環境を整えてあげること。

それこそが、本当の意味で自己肯定感を育てる第一歩なのです。

 


まとめ

子育てには、「これが正解」という一つの答えはありません。

だからこそ、周りの子と比べたり、SNSで見かけた育児法をそのまま真似したりすると、

かえって悩みが深くなってしまうことがあります。

 

大切なのは、

「この子には、どんな関わり方が合っているのだろう。」という視点を持つことです。

その視点が生まれるだけで、

「どうして伝わらないの?」というイライラは、

「この子はこういう個性なんだ。」という理解へと変わっていきます。

 

親が子どもの個性を理解し、その子に合った言葉を選べるようになると、

子どもは安心して挑戦し、自分らしく成長していけるようになります。

 

その積み重ねが、やがて「自分は大丈夫」と思える揺るぎない自己肯定感となり、人生を歩んでいく大きな力になるでしょう。

 


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今回ご紹介した内容は、個性心理學のほんの入り口です。

1DAYセミナーでは、12タイプそれぞれの性格や価値観だけでなく、

  • なぜ同じ言葉でも伝わる子と伝わらない子がいるのか
  • やる気を引き出すタイプ別の声掛け
  • 自己肯定感を育てる関わり方
  • 兄弟・姉妹で接し方を変えるポイント
  • 親自身の個性が子育てに与える影響

などを、実例を交えながら分かりやすくお伝えしています。

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次回予告

次回は、

「親のタイプが変わると子育ても変わる
〜実は子どもより親の個性が影響している〜」

をテーマにお届けします。

「子どもを変えたい。」

そう思っていたはずが、実は親自身の個性を知ることで、子育てがぐっと楽になることがあります。

次回も個性心理學の視点から、親子関係をより良くするヒントをお伝えします。

どうぞお楽しみに。

 

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小嶋 款(こじま まこと)

個性心理學研究所 総本部認定講師 
講師スキルアップ委員会委員長
株式会社ニーズコネクト代表取締役

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