「この人のイベントだから参加したい」と言われる主催者のブランドとは?【シリーズ最終回】

おはようございます。
 

個性を強みに変えるプロ、個性心理學研究所認定講師の小嶋です。
 

今日は、このシリーズの締めくくりとして、「ブランド」についてお話ししたいと思います。
 

これまで私は、

・イベント設計
・第一印象
・紹介が生まれる仕組み
・クロージング
・イベント後24時間のフォロー
・リピーターづくり
・参加者同士のつながり
・日常のコミュニケーション

など、主催者として選ばれ続けるためのさまざまなテーマをお届けしてきました。
 

一つひとつは別々のテーマに見えたかもしれません。

しかし、私の中では最初から一本の線でつながっていました。

その答えが、

「この人だから参加したい。」と言われるブランドを育てること。

だったのです。

今日は、このシリーズを通して本当に伝えたかったことを、最後にお話ししたいと思います。


 


ブランドとは「有名になること」ではありません。

「ブランド」という言葉を聞くと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

SNSのフォロワー数でしょうか。

ホームページでしょうか。

肩書や実績でしょうか。

確かに、それらもブランドを構成する一つの要素ではあります。
 

しかし、私は12年以上、多くの企業や団体、個人事業主の方々と関わる中で、ある共通点を何度も見てきました。
 

フォロワーが何万人いても、思うようにイベントへ人が集まらない方がいます。

一方で、広告をほとんど使わなくても、毎回満席になる主催者もいます。

この違いは何なのでしょうか。
 

それは、

「知っている人の数」ではなく、「信頼している人の数」です。

つまりブランドとは、

「どれだけ有名か」ではなく、

「どれだけ思い出してもらえるか」なのです。
 

イベントが終わった翌日。

参加者が家族や友人、職場の仲間へ、

「昨日ね、すごく素敵な人に会ったんだ。」

そんなふうに、あなたの名前が自然と会話の中へ出てくる。
 

その瞬間からブランドは育ち始めます。

だからブランドは、ロゴでもありません。

デザインでもありません。

肩書でもありません。

人の心の中に残る”記憶”こそが、本当のブランドなのです。
 


同じイベントなのに、なぜ結果が変わるのでしょうか。

ここまでのシリーズでは、

紹介が自然と生まれる理由。

リピーターが増える理由。

第一印象の大切さ。

イベント終了後24時間のフォロー。

日常のコミュニケーション。

さまざまなテーマをお伝えしてきました。
 

しかし実は、どれも目的は同じでした。
 

それは、

「また会いたい。」

そう思っていただける関係を育てることです。

イベントそのものが評価される時代は終わりました。
 

今は、

「誰が開催するのか。」

こちらの方が重要視される時代です。
 

同じ内容のセミナーでも、

「あの人がやるなら参加したい。」

そう言われる主催者がいます。
 

逆に、内容は素晴らしいのに、

「また今度でいいかな。」と言われてしまう方もいます。

その違いは知識ではありません。

プレゼン力でもありません。
 

参加者との関係を、イベント当日だけで終わらせていないかどうかです。
 

イベントは一日ですが、ブランドは365日育てるものです。
 

だから私は、このシリーズでイベント当日以外の話を何度もしてきました。

紹介も。

フォローも。

日常の発信も。

参加者同士のつながりも。
 

すべてはブランドを育てるためだったのです。
 


選ばれ続ける主催者には、共通する考え方があります。

私はこれまで数多くの主催者の方々を見てきました。

その中で、長く愛され続ける方には、共通する考え方があります。
 

それは、

イベントを成功させようとしていない。ということです。

「え?」と思われるかもしれません。
 

もちろん、イベントは成功した方がいいでしょう。
 

しかし、本当に選ばれる主催者は、イベントの成功より、

参加者の未来を見ています。
 

例えば、

「今日、楽しかった。」で終わるイベントより、

「来週から行動してみよう。」と思えるイベント。

さらに、

「半年後には人生が変わった。」と言っていただけるイベント。

 

その未来を見据えているからこそ、目の前の一人を大切にできるのです。

 

ブランドとは、一回の感動ではありません。

積み重ねられた信頼です。

 

だからこそ、毎回のイベントで大切なのは、

「今日は何人集まったか。」ではなく、

「今日、何人の人生に良い影響を与えられたか。」

この視点なのです。

 

不思議なことに、この考え方へ変わった主催者ほど、

結果として紹介が増え、リピーターが増え、コミュニティが大きく育っていきます。

 

数字だけを追いかけていた頃は、集客に追われていた方が、

参加者一人ひとりと丁寧に向き合うようになった結果、

紹介率が約15%から40%近くまで伸びた事例もあります。

 

また、毎回ゼロから集客していた方が、リピーター中心の運営へ変わったことで、

新規募集にかける時間が半分以下になったケースもありました。

ブランドは、一瞬ではつくられません。

しかし、一人を大切にする積み重ねは、必ず未来の大きな成果へとつながっていくのです。

 


「また会いたい。」は偶然ではなく、設計できます。

私は個性心理學を学び始めてから、多くの方との出会いの中で確信したことがあります。

 

人は、性格が違うから難しいのではありません。

違いを知らないまま接してしまうから、すれ違う。

ただ、それだけなのです。

 

安心感を大切にする方もいれば、論理的な説明で信頼する方もいます。

未来へのワクワクで動く方もいれば、時間をかけて関係を築きたい方もいます。

この違いを理解している主催者は、

参加者一人ひとりに「自分を理解してもらえた」という体験を届けることができます。

 

そして、その体験こそが、

「またこの人に会いたい。」

というブランドへ変わっていくのです。

私は、ブランドとは特別な人だけが持てるものではないと思っています。
 

一人ひとりと誠実に向き合い、その人の個性を尊重し続ける。

その積み重ねが、いつしか「あの人だから参加したい。」という言葉になって返ってくる。
 

そんなブランドこそ、長く愛され続ける本物のブランドではないでしょうか。
 

ここまでお読みいただき、
「ブランドとは、有名になることではなく、信頼を積み重ねることなのだ。」
と感じていただけたのではないでしょうか。
 

では、その信頼は、どのように育てていけばいいのでしょうか。
 

私は、その答えの一つが個性心理學にあると考えています。
 


個性を理解することが、ブランドを育てる一番の近道

私はこれまで12年以上にわたり、企業研修や講演、個別相談などを通じて、
本当に多くの方と関わらせていただきました。
 

その中で何度も感じたことがあります。

それは、

「人は、自分を理解してくれた人を忘れない。」ということです。
 

逆に言えば、どれだけ素晴らしい知識や技術を持っていても、
「自分のことを分かってもらえなかった」と感じた瞬間に、人は少しずつ心の距離を置いてしまいます。
 

だからこそ私は、イベントでも研修でも、まず相手を理解することを何より大切にしています。
 

個性心理學は、人を決めつけるためのものではありません。

「この人には、どんな関わり方が安心につながるのか。」

「どんな言葉が勇気になるのか。」

「何を大切にしている人なのか。」

それを知るための”共通言語”です。
 

その共通言語を持っている主催者は、参加者一人ひとりに合わせた関わりができるようになります。

その積み重ねが、「また会いたい。」というブランドへと育っていくのです。
 


MOON・EARTH・SUN、それぞれが感じる「また会いたい」

例えば、安心感を大切にするMOONの方は、「この人なら受け止めてもらえる」
という居心地の良さを感じたときに信頼が深まります。
 

イベントの内容だけではなく、さりげない声掛けや表情、気遣いの積み重ねが、
「また参加したい」という気持ちにつながります。
 

一方、現実的で行動を重視するEARTHの方は、「この時間は参加する価値があった」
と実感できることを大切にします。
 

学びを持ち帰れた。

仕事に活かせた。

人脈が広がった。

そんな”成果”を感じられるイベントには、自然とリピートしたくなるものです。
 

そして、未来や可能性に心が動くSUNの方は、
「ここに来ると元気になる」「新しい世界が広がる」という感覚を求めています。
 

ワクワクする空気。前向きな仲間。挑戦したくなる環境。

そうした体験が、「次もあの人のイベントへ行きたい」というブランドを育てていきます。
 

つまり、ブランドとは一つの形ではありません。

相手の個性を理解し、その人が心地よいと感じる時間を提供できるかどうか。

その積み重ねこそが、誰にも真似できないブランドになるのです。
 


私がこのシリーズで本当に伝えたかったこと

このシリーズを書き始めた頃、私は「イベント運営のコツ」をお伝えするつもりでした。

ところが、書けば書くほど、自分の中で一つの想いが強くなっていきました。
 

それは、

イベントづくりとは、人づくりである。ということです。

イベントは、ただ知識を学ぶ場所ではありません。

参加した方が、

「自分にもできるかもしれない。」

「もう一歩踏み出してみよう。」

「また頑張ってみよう。」

そう思えるきっかけになる場所です。

私はこれまで、多くの方が表情を変え、行動を変え、人生を前へ進めていく瞬間を見てきました。
 

「営業が苦手だったけれど、お客様との会話が楽しくなりました。」

「社員との関係が変わり、職場の雰囲気が良くなりました。」

「夫婦の会話が増えました。」

「子どもを叱る回数が減りました。」

「イベントで出会った仲間と、新しい挑戦を始めました。」

こうした変化を目の当たりにするたびに感じるのです。

 

人は、能力が足りないから前へ進めないのではありません。

理解されることで、自分らしく力を発揮できるようになる。

そのきっかけを届けることが、私の仕事なのだと。
 


全国に、この輪を広げていきたい

ありがたいことに、これまで全国各地で講演や研修、セミナーを開催させていただく機会をいただきました。
 

しかし、日本にはまだまだ私がお会いできていない方がたくさんいらっしゃいます。

だからこそ、私はこれからも個性心理學1DAYセミナーを全国へ届けていきたいと思っています。
 

私一人が全国を回ることもできます。

ですが、本当に目指したい未来は、それだけではありません。
 

それぞれの地域に、

人を理解し、人をつなぎ、人の可能性を引き出せる主催者が増えていくこと。

その輪が全国へ広がっていくことです。

 

もし、このシリーズを読んでくださったあなたが、

「自分の地域でも開催してみたい。」

「会社や団体の研修として取り入れてみたい。」

「自分のコミュニティをもっと温かい場所にしたい。」

そう感じてくださったのであれば、ぜひ一度ご相談ください。

 

イベントを開催することが目的ではありません。

その先にいる一人でも多くの方の笑顔を増やすこと。

私は、その想いを共有できる仲間と一緒に歩んでいきたいと思っています。

 


シリーズをご覧いただき、本当にありがとうございました

ここまで、このシリーズを読み続けてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

毎回の記事は、「イベント運営のノウハウ」をお伝えしているようでいて、

本当は一つのメッセージを届け続けていました。

 

それは、

「人は、人によって変われる。」ということです。

誰かに認められた一言で、自信を持てる人がいます。

 

誰かに理解されたことで、一歩踏み出せる人がいます。

誰かに出会ったことで、人生の方向が変わる人がいます。

だから私は、イベントには大きな価値があると信じています。
 

そして、その価値を何倍にも大きくする力が、個性心理學にはあると信じています。
 

イベントを開くことは、単に人を集めることではありません。

人と人をつなぎ、未来をつくることです。

ブランドとは、その未来を信じて積み重ねた信頼の証なのだと思います。
 

もし、このシリーズが皆さまにとって、「イベントのやり方」を学ぶだけではなく、
「どんな主催者でありたいのか」を考えるきっかけになっていたなら、これほど嬉しいことはありません。
 

これからも私は、個性心理學を通じて、一人でも多くの方が自分らしく輝き、
人と人との違いを強みに変えられる社会を目指して活動を続けていきます。

また別のテーマで、皆さまとお会いできる日を楽しみにしています。
 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

 

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個性を強みに変えるプロ
小嶋 款(こじま まこと)

個性心理學研究所 総本部認定講師 
講師スキルアップ委員会委員長
株式会社ニーズコネクト代表取締役

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