子育てで一番大切なのは『正しい育て方』ではなかった~個性を知ることが親子の未来を変える~
こんにちは。
個性を強みに変えるプロ、個性心理學研究所認定講師の小嶋です。
今回で、この子育てシリーズはいよいよ最終回です。
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
このシリーズでは、
「何度言っても伝わらない」
「兄弟なのに全然違う」
「宿題で毎日ケンカになる」
「ゲームばかりしている」
「自己肯定感が気になる」
「友達トラブル」
「才能」
「習い事」
「反抗期」
など、多くの親御さんが一度は悩むテーマについて、個性心理學の視点からお伝えしてきました。
きっと読んでくださった方の中には、
「うちの子だけじゃなかったんだ。」
「今までの関わり方を少し変えてみよう。」
そんな風に感じていただけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして最終回では、このシリーズを通して私が一番お伝えしたかったことをお話ししたいと思います。
子育てに「正解」はあるのでしょうか?
子育てをしていると、たくさんの情報が入ってきます。
「たくさん褒めましょう。」
「叱ってはいけません。」
「自己肯定感を育てましょう。」
「自主性を大切にしましょう。」
どれも間違いではありません。
しかし、その言葉をそのまま実践しても、うまくいく家庭とそうでない家庭があります。
それはなぜでしょうか。
理由はとてもシンプルです。
子どもが一人ひとり違うからです。
同じ言葉。
同じ接し方。
同じ環境。
それでも結果が違うのは、子ども自身の個性が違うからなのです。
つまり、
「正しい育て方」があるのではなく、
「その子に合った育て方」がある。
これこそが、私が個性心理學を通して最も伝えたい考え方です。
親は知らないうちに「自分基準」で子育てをしている
実は、多くの親御さんは悪気なく、
自分が育ってきた価値観を子育てに反映しています。
例えば、
「私は厳しく育てられてよかった。」
「私は放っておかれて成長できた。」
「私は失敗して学んだ。」
そんな経験があるからこそ、
子どもにも同じように接してしまいます。
ですが、ここで忘れてはいけないことがあります。
親と子どもは別の人間です。
親に合っていた方法が、子どもにも合うとは限りません。
むしろ、真逆の場合さえあります。
親は愛情を持って接している。
でも子どもは苦しい。
このすれ違いは、
愛情不足ではなく、
「理解不足」から生まれていることが少なくありません。
だから私は、子育てに必要なのは、
「もっと頑張ること」ではなく、「もっと知ること」だと思っています。
このシリーズを通して伝えたかったこと
これまで12分類を紹介しながら、
「このタイプはこういう声掛けが響きやすい。」
「このタイプはこういう環境で力を発揮する。」
というお話をしてきました。
ですが、本当に伝えたかったのは、
タイプを覚えることではありません。
一番大切なのは、
「人はみんな違う」という前提を持つことです。
その前提があるだけで、
子どもへの見方が変わります。
「なんでできないの?」から、
「この子はどうしたらできるだろう?」へ。
「困った子。」から、「困っている子。」へ。
この視点の変化こそが、
親子関係を大きく変えていく第一歩になります。
子どもは、親から理解されていると感じたとき、安心して挑戦できるようになります。
失敗しても戻れる場所がある。
自分を分かってくれる人がいる。
その安心感が、
自己肯定感や挑戦する力、人を信じる力へと育っていくのです。
個性を知ることは、子どもを「型にはめる」ことではない
個性心理學についてお話しすると、時々こんな質問をいただきます。
「タイプで決めつけることになりませんか?」
これは、とても大切な視点です。
確かに、
もしタイプを「レッテル」として使えば、その子の可能性を狭めてしまいます。
しかし、本来の個性心理學はその逆です。
個性を知る目的は、
決めつけるためではなく、可能性を広げるため。
「この子はこうだから無理。」ではなく、「この子には、この方法が合うかもしれない。」
という仮説を持つためのものです。
だからこそ、
子どもの成長とともに関わり方も変わります。
年齢によっても変わります。
環境によっても変わります。
親自身も成長します。
個性心理學は、答えを押し付ける学問ではなく、親子がより理解し合うための”対話の入り口”なのです。
子どもは親の言葉より、親の姿を見て育つ
もう一つ、最後にお伝えしたいことがあります。
子どもは、親が言ったことより、親が生きている姿を見ています。
毎日笑っているのか。
誰かを大切にしているのか。
失敗した時にどう立ち直るのか。
人に感謝しているのか。
挑戦しているのか。
子どもは、その背中から多くを学びます。
だから、
「完璧な親」を目指さなくてもいいのです。
間違えたら謝ればいい。
分からなければ一緒に考えればいい。
親も成長途中。子どもも成長途中。
だからこそ、親子は一緒に成長できる存在なのです。
子育ては「未来づくり」
子育ては、
目の前の困りごとを解決するためだけのものではありません。
宿題ができるようになること。
ゲーム時間が減ること。
反抗しなくなること。
もちろん、それも大切です。
しかし、その先にはもっと大きな目的があります。
それは、子どもが大人になった時、自分らしく幸せに生きられること。
人を大切にし、自分も大切にし、挑戦し、失敗しても立ち上がれる人になること。
その土台をつくるのが、毎日の親子の関わりです。
だからこそ、
今日の一言。
今日の笑顔。
今日の受け止め方。
その積み重ねが、10年後、20年後の未来につながっています。
子育ては、「今」を育てるものではなく、未来を育てる営みなのです。
まとめ
このシリーズでは、さまざまな子育ての悩みをテーマにお届けしてきました。
しかし、振り返ってみると、そのすべてに共通していた答えがあります。
それは、
「子どもを変えようとする前に、その子を理解すること。」
親が理解しようとした瞬間から、子どもは安心します。
安心すると挑戦できます。挑戦すると成長します。
その積み重ねが、親子の信頼関係を育て、子どもの未来を豊かにしていくのです。
子育てに完璧はありません。
正解も一つではありません。
だからこそ、
どうか周りと比べるのではなく、
目の前にいる「たった一人のお子さん」を見てあげてください。
その子らしさを知り、認め、信じてあげること。
それこそが、
親から子どもへ贈ることのできる、一番大きなプレゼントなのではないでしょうか。
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今回のシリーズを読んで、
「もっと我が子の個性を知りたい。」
「自分自身のタイプも知ってみたい。」
「家族との関わり方を深く学びたい。」
そう感じてくださった方へ。
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「もっと早く知りたかった。」
「子育てがこんなに楽になるなんて思わなかった。」
そんな声を多くいただいています。
子育ては、子どもを育てる時間であると同時に、親自身も成長していく時間です。
その時間が、不安や我慢ばかりではなく、「この子で良かった」「親になれて良かった」と思える時間になるように。
個性心理學が、そのきっかけになれたら嬉しく思います。
最後までシリーズをご覧いただき、本当にありがとうございました。
また別のテーマでも、皆さまとお会いできる日を楽しみにしています。
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小嶋 款(こじま まこと)
個性心理學研究所 総本部認定講師
講師スキルアップ委員会委員長
株式会社ニーズコネクト代表取締役
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