チームが噛み合わない理由、個性心理學でスッキリ整理してみた【12動物タイプ解説つき】
おはようございます。
ニーズコネクトの小嶋です。
今回は、「よかれと思ったのに」が裏目に出る理由 〜
社内で12タイプでチームのすれ違いを読み解く〜というテーマでお話ししていきます。
「よかれと思ってやったのに、なぜかうまくいかない。」
チームマネジメントに関わる中で、そんな経験はありませんか?
たとえば、困っていそうなメンバーに声をかけたら、なぜかよそよそしくなった。
自立を尊重して任せたつもりが、「放置されている」と受け取られてしまった。
真面目にやっているのに、空気が噛み合わない――。
誰かが悪いわけではないのに、コミュニケーションがちぐはぐになる。
その背景には、「性格の違い」という、見えにくいギャップがあることが少なくありません。
私自身、チームの中でこうしたすれ違いを何度も経験してきました。
ですがあるとき、「性格タイプの違いは、国や文化の違いに似ている」
と気づいたことで、見え方が一変しました。
この記事では、人の性格を12タイプに分類するフレームをベースに、
タイプ理解を活かしたチームビルディングの視点と、実際の現場での変化を紹介していきます。
なぜタイプ分けが必要なのか?
私たちはつい、自分の「普通」や「当たり前」を基準にして、相手の言動を判断してしまいがちです。
「ちゃんと説明したのに、なぜ伝わっていないのか」
「指示していないのに、なぜ勝手に進めてしまうのか」
でもよくよく見てみると、それは相手が“間違っている”のではなく、
見えている景色がそもそも違うだけかもしれません。
人それぞれ、価値観や思考のクセ、コミュニケーションのスタイルはまったく異なります。
これらの“違い”は、ふだん目に見えないため、どうしても誤解や衝突につながってしまいます。
だからこそ、「見える化」するためのフレームが必要になります。
今回紹介するのは、動物のキャラクターに例えた12の性格タイプ。
複雑な人間関係の“違い”を、親しみやすく・実感を持って理解できるツールです。
ここからは、12タイプそれぞれの特徴と、チーム内での振る舞い方を見ていきましょう。
12タイプ解説(MOON ・ EARTH →・SUN)
🌙 MOONグループ(感情・安心ベース)
🦌 こじか
「これってやって大丈夫なんでしょうか……?」
慎重で繊細、相手の反応をよく見て動くタイプ。安心感を大事にするため、突発的な変化や曖昧な指示には弱い。「放っておいて大丈夫」と思われがちだが、実は見えないところで不安を抱えていることも。
🐾 黒ひょう
「ちゃんと段取りしてから進めたいんですよね」
見た目や第一印象にこだわる一方で、内面は意外と真面目。整理整頓、ルール遵守が得意で、自己流を持っている。自己主張は少ないが、プライドは高め。ノリで進む猿タイプとは衝突しやすい。
🦝 たぬき
「まぁ、みんなが納得してるならいいと思うよ〜」
保守的で安定志向、過去の経験や実績を大切にする。新しいアイデアには慎重だが、地道に積み上げていく力がある。感情の波は少なく、チームの調整役になりやすいが、変化の多い職場では疲弊しがち。
🐏 ひつじ
「今のやり方で、誰か困ってないですかね?」
共感力が高く、空気を読むのが得意。人に気を遣いすぎて、自分の意見が言えなくなることも。全体最適を優先するため、対立を避けたがる。指示が曖昧だと不安になり、周囲のサポートを必要とする。
🌍 EARTHグループ(思考・行動ベース)
🐺 狼
「一人でやった方が早いから」
独自性を大切にし、自分のやり方を貫くタイプ。マニュアルや型にはまることを嫌い、常に「自分らしさ」を追求する。協調性に欠けると思われがちだが、芯の通った強さがあり、孤独を苦にしない。
🙊 猿
「ちょっとそれ、ウケる〜!」
ノリとテンポが命。場の空気を明るくし、チームのムードメーカーとして活躍する。細かい指示や長い会議は苦手で、感情で動くことが多い。真面目なタイプからは軽く見られやすく、誤解されがち。
🐯 虎
「これはゴールから逆算して考えよう」
論理的かつ直感的。無駄が嫌いで、常に目的志向。あいまいな議論を嫌い、「で、結局どうするの?」と問いがち。スピードと効率を重視するため、慎重なたぬきやこじかとはテンポが合わないことも。
🐨 子守熊(コアラ)
「今のままでも、うまく回ってると思いますけどね」
穏やかでマイペース。人の話をよく聞き、芯のある頑固さも持つ。あまり感情を表に出さず、落ち着いた雰囲気でチームを包む存在。変化を急かされると内心はストレスを感じるタイプ。
☀️ SUNグループ(ビジョン・理想ベース)
🐆 チータ
「とりあえずやってみればいいじゃん!」
圧倒的スピードと直感力で突き進むタイプ。考えるより行動が先で、「遅い」「面倒」が嫌い。状況判断が早く、決断力があるが、他人の気持ちには無頓着になりがち。ひつじタイプとの相性は要注意。
🦁 ライオン
「これは、オレが責任持つからやって」
堂々としたリーダータイプで、結果重視。決断力と責任感があり、頼られる存在だが、言い方が強くなりがちでプレッシャーを与えてしまうことも。特に感情型メンバーに対しては配慮が必要。
🐘 ゾウ
「全体的にどう流れてるか、見ておきたいね」
長期的視点と安定感を持ち、組織の土台を支える存在。細かいことより全体像を把握する力に長けている。慎重で着実だが、スピードや柔軟さに欠ける一面も。虎やチータとは考え方がズレがち。
🐎 ペガサス
「え、なんでそれ今やるの?気分じゃないな〜」
自由奔放で縛られるのが苦手。直感型で、発想力と創造性はピカイチ。だけど気分屋な一面もあり、ルールや手順に縛られるとパフォーマンスが下がる。管理型のライオンとは衝突しやすい。
タイプ理解が実践にどう活きるのか
12タイプの特徴を見ていくと、「だからあの人、あんな反応だったのか…!」と腑に落ちる場面があるかもしれません。
実際、タイプを知ったからといって、すべての問題が解決するわけではありません。
でも、「なぜ伝わらないのか」「なぜ噛み合わないのか」がわかるだけで、対話の質はぐっと変わります。
つまり、「正しい・間違っている」の軸ではなく、「相手に合わせて翻訳する」視点が必要なのです。
次のパートでは、よくあるすれ違いの例と、その理由・対処法を紹介していきます。
よくあるすれ違いと、その対応策(失敗例・注意点)
❌ ①「こまめな声かけ」が、逆効果に
進捗確認をマメにしていたつもりが、「信用されてないのかな」と受け取られてしまったケース。
自立心の強い狼タイプや黒ひょうタイプにとって、過度な干渉はストレスになる。
→ 対応策: 任せる部分とサポート範囲を明確にし、「何かあればいつでも言ってね」と伝える“引きの姿勢”が信頼構築につながる。
❌ ②「自由にやっていいよ」で動けない
「裁量を与えたつもり」が、相手には「放置された」と感じさせるケース。
こじかやひつじなど、安心感を求めるタイプには“自由=不安”になることも。
→ 対応策: 最初は手順やゴールを具体的に伝え、徐々に裁量を広げていく。信頼のステップが必要。
❌ ③「結果がすべて」がチームの空気を壊す
「効率よく進めたい」「結果を出すのが最優先」という意識が強すぎて、プロセスや関係性を軽視してしまうケース。
ライオンや虎タイプが強く出ると、感情型メンバーは疲弊する。
→ 対応策: 成果だけでなく、努力や関わりへの感謝もセットで伝える。人間関係の“温度”を意識する。
失敗をきっかけに対話が始まる
人は、自分の正しさや善意のもとで動いていることがほとんどです。
だからこそ、すれ違いや摩擦が起きたときに「なんで?」と戸惑ってしまいます。
でも、その「うまくいかなかった経験」こそが、タイプ理解を実践に活かす一番のヒントになります。
「自分が求めていたものは何だったのか」
「相手はどんな価値観や感情で動いていたのか」
そんなふうに視点を変えることで、やり取りの質は確実に変わっていきます。
次のパートでは、実際に性格タイプの違いを知ったことで、チームの関係性や空気感がどう変わったのか。
現場でのリアルなエピソードをいくつか紹介していきます。
実例:タイプ理解で変化が生まれたチームのストーリー
🦌 こじか(MOONタイプ)
新しく配属されたこじかタイプのメンバー。真面目で優秀そうだったが、なかなか自発的に動けず、「どうしたらいいかわからないです……」と不安そうな顔を見せることが多かった。
上司はペガサスタイプで、「自由にやっていいよ」「任せるから!」と裁量を与えていたつもりだったが、こじかタイプにとっては「何が正解かわからない」状態に陥っていた。
タイプの傾向を知った上司は、「こじかタイプは安心感と丁寧な導きが必要」と理解し、業務の流れや目的を細かく説明するようにした。また、小さな成功体験を積ませて、自信を持てるよう声かけを工夫。
すると、メンバーは徐々に表情が明るくなり、業務の中でも「こうした方が良いかもしれません」と提案してくれるように。本人も「自分の考えで動いていいんだ」と思えるようになり、チームの中で存在感を発揮しはじめた。
🙊 猿(EARTHタイプ)
ある会議の場。猿タイプのメンバーが話を盛り上げようと軽い冗談を挟むたび、隣の黒ひょうタイプが冷たい視線を送っていた。「ちょっと真面目にやってくれない?」と口にされて以来、猿タイプはすっかり黙り込み、会議でも発言が減った。
上司は、猿タイプの「場を明るくしたい」という意図と、黒ひょうタイプの「丁寧に進めたい」という価値観の違いに気づいた。そこで、会議の冒頭に軽い雑談タイムを設け、猿タイプの“空気づくり”を肯定する流れを取り入れた。
その代わり、議題に入ったらテンポよく話を進めるルールを全員で共有。
猿タイプも「ふざける場面と、真面目な場面」を意識するようになり、黒ひょうタイプも「雑談も意味がある」と受け入れるように。
結果として、会議の雰囲気が和らぎ、発言数も増加。チーム全体に笑顔と前向きなムードが戻った。
🦁 ライオン(SUNタイプ)
ライオンタイプの部長は、プロジェクトを推進する中で「結果がすべて」という強い意識を持っていた。タスクの進捗確認も厳しく、「これは終わってる?」「何%できてる?」という言葉が多かった。
一方、プロジェクトを支えていたひつじタイプの中堅社員は、プレッシャーに押しつぶされそうになっていた。報告するたびに「もっとスピード感を持って」と言われ、「ちゃんとやってるのに認めてもらえない」と感じるように。
ある日、チームで性格タイプを共有するワークを実施。部長はひつじタイプの“共感と安心”を重視する傾向を知り、報告を受ける際に「ありがとう、助かってるよ」と一言を添えるようにした。
また、目標だけでなく、「なぜそれが必要か」「どんな意味があるのか」を丁寧に伝えることで、ひつじタイプも納得感を持って取り組めるように。
その結果、メンバーは再び自信を取り戻し、積極的に提案もするように。部長自身も「伝え方ひとつで、こんなに変わるのか」と驚いたという。
タイプ理解はスタート地点
性格タイプを知ることで、これまでのすれ違いの理由が見えてくる。
「わかってもらえない」「なんでそうなるの?」という気持ちが、「そういう価値観なんだな」と理解に変わるだけで、チームの空気は驚くほど柔らかくなります。
実際、この記事で紹介した事例は、どれも“相手を変えた”のではなく、“見方を変えた”ことで関係性が改善していったケースです。
誰かを責めたり、自分を責めたりするのではなく、「違いを前提にどう関わるか」を考えるだけで、チームの関係性は確実に動き出します。
もしあなたの職場やチームでも、
-
コミュニケーションがギクシャクしている
-
メンバーの性格がバラバラで、マネジメントに悩んでいる
-
新しい視点でチームを見直してみたい
そんな思いがあるなら、一度タイプを切り口にしたセッションを体験してみませんか?
私たちのセッションでは、単なる診断に終わらず、
「タイプをどう日常の会話に活かすか」「チーム内の翻訳力をどう高めるか」まで、具体的に扱います。
-
まずは自分自身のタイプを知るだけでもOK
-
チームで受けることで、関係性の再発見が生まれます
-
オンライン対応・少人数からも可能です
もし興味を持っていただけたら、こちらから詳細をご覧ください👇
「こういう視点、もっと早く知っておきたかった」
そんな声をよくいただきます。
ぜひ、あなたのチームでも“違い”を力に変える対話を、始めてみてください。
➡️【詳細・お申込みはこちらから】
📩 無料ご相談はこちら
小嶋 款(こじま まこと)
個性心理學研究所 総本部認定講師
講師スキルアップ委員会委員長
株式会社ニーズコネクト代表取締役
リットリンク

