「どうしてわかり合えないの?」と悩む前に。子育て中の親が知っておきたい、親子のすれ違いの正体とは
おはようございます。
ニーズコネクトの小嶋です。
今日は「親子でどうしても合わない…」というテーマについて、
個性心理學の視点からお話ししていきます。
子育てをしていると、
「なんでこんなにわかってくれないの?」
「どうして毎日ぶつかってしまうんだろう…」
と感じる瞬間って、ありますよね。
頑張っているのに、すれ違ってしまう。
ちゃんと伝えているのに、伝わらない。
そんなもどかしさに、心が疲れてしまっている親御さんも多いのではないでしょうか。
実は、こうした“親子のギクシャク”の多くは、
性格の不一致や育て方の失敗ではなく、
「個性の違い」が原因であることが少なくありません。
今日のブログでは、個性心理學を使って、
親子のすれ違いが「なぜ起こるのか」、そして
「どうすればラクになるのか」を、わかりやすく紐解いていきます。
後半では12タイプ別の特徴や、ありがちなすれ違いのパターンも
ご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
親の“正しさ”が、子どもには“重荷”になることも
子育てにおいて、多くの親は
「ちゃんと育てなきゃ」「いい子になってほしい」という思いから、
つい「こうあるべき」「ちゃんとしなさい」といった“正しさ”を伝えようとします。
もちろん、それは子どもを想っての言葉です。
でも実は、その“正しさ”こそが、
子どもにとってはプレッシャーや重荷になっていることもあるんです。
たとえば、「どうして宿題を先にやらないの?」「何回言ったらわかるの?」という言葉。
親としては“当然の常識”でも、子どもにとっては
「自分のやり方を否定されている」と感じてしまうこともあります。
ここでポイントになるのが、「価値観の違い」です。
親は「計画的に」「真面目に」「きちんと」が正しいと思っていても、
子どもは「今を楽しみたい」「自分のペースでやりたい」という
個性を持っているかもしれません。
この“モノサシのズレ”を知らないままでいると、
どちらも「自分が正しい」と信じてぶつかり合い、
関係性がどんどんギクシャクしてしまいます。
でも安心してください。
これは“性格の問題”ではなく、ただの“個性の違い”なんです。
違いを知るだけで、心がラクになる
「うちの子、なんでこんなにわかってくれないんだろう…」
「私がもっとちゃんとしなきゃいけないのかな…」
親子のすれ違いが続くと、親も子どもも、どちらも自信をなくしてしまいがちです。
親は「自分の育て方が悪いのかも」と自分を責め、
子どもは「自分はダメなんだ」と自己否定を感じてしまう――。
でも、個性心理學の視点で見ると、
それは“悪い”のではなく、「ただ違うだけ」なんだということが見えてきます。
たとえば、親が「計画的に動くタイプ」だとすると、
「どうして先にやらないの?」「ちゃんと準備しなさい」
と言いたくなるのは自然なことです。
一方で、子どもが「マイペース型」で「今を楽しむ個性」だった場合、
「先のことより今が大事」「自分のタイミングで動きたい」と感じているかもしれません。
この2人が同じ空間にいれば、当然ズレが生じますよね。
でも、そのズレを“性格の欠陥”と捉えるのではなく、
「私たちはそもそも、考え方や感じ方が違うんだな」と知ることができれば、
それだけで心がふっとラクになります。
違いを受け入れることは、負けることではありません。
むしろ、「より良い関係を築く第一歩」なんです。
12タイプ別・親子の個性と、ありがちなすれ違い例
ここからは、個性心理學の12タイプを
3つのグループ(MOON/EARTH/SUN)に分けて、
それぞれの特徴と、親子で起こりがちなすれ違いのパターンを紹介していきます。
ご自身やお子さんに当てはめながら読んでみてくださいね。
🌙MOONグループ(感受性が高く、安心・共感がキーワード)
● こじか
繊細で傷つきやすく、優しさをとても大切にします。
否定されたり、強い言葉をかけられるとすぐに心を閉ざしてしまうことも。
🗨️「そんなことで泣かないの!」 →「だって悲しかったんだもん…」
● 黒ひょう
注目されることが好きですが、実はとても繊細。
外では元気でも、家では甘えたいタイプ。
🗨️「ちゃんと自分でやりなさい」 →「頑張ってるのに…」
● たぬき
慎重派で、過去の経験やルールを大事にします。
無理やり新しいことを押しつけられると不安に。
🗨️「早く決めなさい!」 →「ちょっと考えたいのに…」
● ひつじ
協調性が高く、みんなと仲良くしたいタイプ。
孤立や否定をとても恐れる傾向があります。
🗨️「自分の意見を言いなさい」 →「みんなと同じじゃダメなの…?」
🌍EARTHグループ(現実的・マイペースで自己のリズムを大切にする)
● 狼
一人の時間がとても大事。群れるのが苦手な個人主義者です。
干渉されすぎると強く反発します。
🗨️「なんでみんなと遊ばないの?」 →「一人でいたいんだよ」
● 猿
好奇心旺盛で、楽しいことが大好き。
でも飽きっぽく、集中が続かないことも。
🗨️「ちゃんと最後までやって!」 →「もう飽きちゃった〜」
● 虎
自分のペースを大切にし、急かされるのがとにかく苦手。
🗨️「今すぐやりなさい!」 →「今やろうと思ってたのに!」
● 子守熊(コアラ)
自分なりのルールや価値観があり、納得しないと動きません。
🗨️「とにかく言う通りにしなさい!」 →「なんで?納得できない」
☀️SUNグループ(理想や夢、自由を大切にするエネルギッシュな個性)
● チータ
スピード命。とにかく早く進みたいので、待たされたり細かく指示されるのが苦手。
🗨️「ちゃんと手順通りにやって!」 →「とにかく早く終わらせたいんだよ!」
● ライオン
リーダー気質で、命令されるのが大嫌い。
🗨️「言われたとおりにやりなさい!」 →「そんな命令口調やめて!」
● ゾウ
真面目で努力家、でも自分の信念を曲げない頑固さも。
🗨️「早くやって!」 →「ちゃんとやるから黙ってて…」
● ペガサス
自由人で、縛られるのがとにかく苦痛。気分屋でマイペース。
🗨️「スケジュール通りにやって!」 →「そんなの無理だよ〜」
「合わない」じゃなくて「違う」だけだった
12タイプの個性を見てきて、
「うちの子、まさにこれかも!」と感じた方もいるのではないでしょうか?
個性心理學では、親子でまったく違うグループになることもよくあります。
たとえば、親が“SUNグループ”の理想主義タイプ、
子どもが“EARTHグループ”のマイペースタイプだった場合、
「どうしてそんなにやる気がないの?」「もっとしっかりして!」
というズレが生まれやすくなります。
でもそれは、“合わない親子”なのではなく、
「違う価値観を持っている親子」というだけのこと。
価値観の違いは、正すものではなく、理解し合うためのヒントになります。
相手の個性が見えてくると、
「どうしてわかってくれないの?」という怒りが、
「なるほど、こういう考え方をするんだ」という気づきに変わります。
そして、気づきがあると、関係性は驚くほどラクになります。
個性の違いを知って、認め合うことは、親子関係を
よりあたたかいものにする大きな一歩になるのです。
🌟親子関係が少しでもラクになるきっかけに🌟
「毎日同じことで怒ってばかり…」
「どうしてわかってくれないんだろう?」
「もしかして、私の育て方が間違ってるのかな…」
そんな風に、自分を責めてしまうことはありませんか?
実はそれ、あなたの“せい”ではなく、“違い”を知らないだけかもしれません。
親子でまったく異なる価値観を持っていることは、珍しくないのです。
そして、その違いを知るだけで、
✅ 怒る回数が減った
✅ 子どもとの会話がスムーズになった
✅ 気持ちが少しラクになった
という声がたくさん届いています。
「うちの子の個性、ちょっと知ってみたいかも…」
そう思った“今”こそが、関係性を変えるチャンスかもしれません😊
親子関係って、努力や我慢だけではどうにもならないこともあります。
だからこそ、「知ること」から始めてみませんか?
きっと、あなた自身の心がラクになり、
お子さんの笑顔が少しずつ増えていくはずです。
🌈その第一歩として、まずは【親子での個性診断】を受けてみてください!
🟠 ▶︎ 今すぐ診断のお申し込みはこちらから!
➡️【詳細・お申込みはこちらから】
小嶋 款(こじま まこと)
個性心理學研究所 総本部認定講師
講師スキルアップ委員会委員長
株式会社ニーズコネクト代表取締役
リットリンク

